②【職務経歴書の書き方】

企業への応募過程における書類選考では、応募者の履歴書と職務経歴書が重要な評価材料となります。

履歴書が社会人としての経歴全般を述べるのに対し、職務経歴書は具体的な職務経験を明示するためのものです。

職務経歴書により、どのような職場でどのような業務を行い、どのような成果やスキルを得たかを系統的に示します。

効果的な職務経歴書の作成に役立つポイントをまとめましたので、これらのポイントを参考に採用担当者に良い印象を与える書類作成を目指しましょう。

▶構成の明確化と簡潔な記述：読み手が情報を容易に把握できるよう、整理された形式で書くことが重要です。各項目を明瞭に区分し、不要な情報は省略することで、核心部分を簡潔に表現します。

▶成果と貢献の具体的な記載：自己の業績や貢献を、具体的な数字や事例を交えて表すことが有効です。実行したプロジェクトの規模、削減したコスト、達成した目標等を数値や事例で示し、自身の能力をアピールします。

▶応募先企業が求める技能やキーワードを適切に取り入れ、自身の経験とスキルを強調します。職種や職位に応じて、重要なスキルや経験を前面に出し、その職に適した能力があることを示します。

▶文書のカスタマイズ：応募する特定の職位や企業の特性に合わせて、職務経歴書をカスタマイズします。必要とされるスキルや経験を強調することで、ポジションにマッチする内容に調整します。

▶一般的にA4サイズの用紙2枚以内にまとめることが望ましいですが、経験や資格が多い場合は3ページに及ぶこともあります。それでも情報は要約し、重要な点のみを抜粋して記載することが肝心です。

職務経歴書は、採用担当者に向けた自己アピールのための重要な資料です。あなたの職務経験、能力、スキルを詳しく記述しましょう。