働く時の税金⑤ 転職したら「確定申告」は必要?


【転職すると確定申告が必要なの?】



会社員は年末に会社で年末調整が行われます。年末調整とは、会社が従業員の1年間の給与所得に対する所得税額を計算し直し、過不足分を清算する手続きです。

転職した年には、前職の会社と転職先の会社の両方で発生した給与所得を合算して所得税を計算します。

そのため、退職した会社では年末調整がされず、退職時に受け取った源泉徴収票を新しい会社に提出し、転職先の会社で年末調整をする必要があります。

 

転職先で年末調整を受けるためには…

1. 前職の源泉徴収票を転職先に提出する。

2. 転職先の会社で年末調整の手続きを行う。
※年内に複数回転職した場合は、最終的に在籍している会社で手続き


そのため 12月までに転職先に入社し、前職の源泉徴収票を提出できない場合は、翌年315日までに自身で所得税を清算するために確定申告が必要になります。

 

もし転職時期が年末に近い場合や、前職の源泉徴収票の提出が間に合わない場合は、確定申告が必要になりますので、書類の準備をしておきましょう。

退職から入社までの間に、健康保険料や年金を自身で納付している場合は控除の対象になりますので、納付書(領収書)は紛失しないようにしましょう。