働くときの税金①配偶者控除

【配偶者控除って?】

配偶者控除とは、所得税法に基づく制度で条件を満たす配偶者がいる納税者に一定の所得控除が認められるものです。


【対象者の条件】

配偶者控除を受けるためには、対象となる配偶者が次の基準を満たしている必要があります。

▶法的に認められた配偶者であること(事実婚は除く)。

▶納税者と同じ生計を営んでいること。

▶年間の総所得金額が48万円以下であること。

※ただし、給与所得者は年収が103万円以下である必要があります。

▶青色申告者の場合、その年中に一度も給与の支払いを受けていない事業専従者であること。白色申告者では事業専従者でないこと。

 

【控除額】

▶一般の配偶者(青年及び成人)の場合、年収900万円以下の納税者に対しては38万円の控除が適用されます。

▶高齢の配偶者の場合は48万円の控除が適用されます。

▶配偶者が障害者である場合、障害者控除を併用することが可能です。


【配偶者特別控除】

もし通常の配偶者控除が適用されない場合でも、納税者の年収1,000万円以下で、配偶者の年収が48万円を超え133万円以下の範囲内であれば、「配偶者特別控除」の対象となり得ます。この控除の適用範囲は年度によって異なることがあります。